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【旅行記】婚約者を置いて結婚直前に女1人でキューバに行った話~Vol4 迷子と親切おじ様編~

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ここはどこだろう

 

朝食を食べた後は鍵が開けっ放しの部屋に戻り荷造り。

(鍵をかけないとドアがしまらないのでフルオープン状態)

 

時刻は午前10時。このあと13時に空港でタビイクの参加者と待ち合わせなので一度空港に戻る予定です。

空港への戻りかたはバスとタクシーの二択で、時間がありそうだったらバスに乗ってみようと宿の近くのバス停を調べてきていました。

 

バス停までの距離を考えるべく、宿周辺の地図とバス停マーク付きの地図を見比べようとしたところ…。

なんと宿周辺の地図がありません。

どうやら印刷した後持ってくるのを忘れたらしいです…。

 

普段ならGoogleマップで一発なのですが、ここはWi-Fiが限られた場所でしか使えないキューバ。インストールしてきたMapsMeもGPSがうまく働かず、現在位置はカリブ海を指したまま。

一応持ってきていた地球の歩きかたも日本語の地図のため宿の人には読み取ってもらえず断念。

 

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※宿から出てみたものの目印になりそうなものは何もない住宅街だった…。

 

 

昨日は空港から送迎を依頼していたため無事にホテルにたどり着きましたが、自力でタクシーを選んでいたら夜の空港から脱出は不可能だったでしょう…。

 

自分がどこにいるのか分からないものの、タクシーで空港に向かえば問題ないので結局バスはあきらめることにしました。

 

親切おじ様現る

 

チェックアウトをしようとすると、女将さんが何やら雑談中。

急いでいるわけでもないのでテラスでぼーっと待っていると横から突然。

 

「Are you Japanese?」(日本人?)

 

との声が。

わかる。相手が何を言っているかわかる。

普段なら少し敷居の高い英語もさっぱり分からないスペイン語を浴びせられた後だと嬉しくてしょうがない。

 

自分結構心細かったんだな…。と思いつつ、1人旅中という欧米系の60代おじ様としばし雑談。話の流れで本日の予定について話していると、おじ様もこれから空港に行きインドへ向かうとのこと。しかも時間が合うなら一緒にタクシーに乗っていかないか?とのお誘いまで!

 

ぜひお願いします!!との旨を伝え、1時間後に再び待ち合わせをする事に。

 

1人で英語の通じない中、ぼったくりに怯えてタクシーを探す苦労を考えると大変ありがたい。ありがとう親切おじさま。と思ったものの、親切おじさまのお友達(金づるにされてただけ?)のキューバ人と6人相乗りで空港に向かうことになり、ドライバーのタクシー予約の営業を断るのに苦労することになったのはまた別の話であります…笑

 

値段はバウチャーのみが知っている

親切おじさまと別れた後、女将さんの雑談が終わったためチェックアウトの旨を伝え、

覚えたてのスペイン語で、いくらですか?と聞いてみた。

(予約時はなぜかユーロで金額表示されていたため、キューバ通貨(CUC)での金額が分からなかったのだ)

 

すると不思議なことに女将さんも、いくら?と聞いてくるのです。

身振り手振りで察するに女将さんもいくらで予約したか分からないから、バウチャー(予約表)を見せろとのこと。

さすがキューバ。ざっくりである。

 

ユーロから電卓で計算しおよそ3000円のお支払い。

レートは不明ですが大体想定していた金額だったので、きちんと計算してくれたのでしょう。

キューバに限った話ではないですが、バウチャーはきちんと持っていくに限りますね。

 

その後親切おじ様と待ち合わせまで周囲をお散歩するため、指さしスペイン語を使い荷物を預りを依頼。

スペイン語で伝えると素敵な笑顔で対応してくれます。

英語が通じにくい国には必需品だなぁと改めて感じました。

 

ひたすらかわいいキューバ

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地図もないため、右折一回のみでひたすらまっすぐ大きい道を歩いただけでしたが、キューバの町は驚くほどカラフル。

かわいいのは観光地だけかと思ってましたが、キューバ独特のカラフルな街並みは観光客向けではなくキューバの文化として当たり前の光景だったのだなぁを感激しました。

 

東洋人は珍しいようで、すれ違う子供たちがチラチラこちらを見ていて、目が合うと手を振ってきます。危ない感じはなくひたすらかわいい。

 

キューバではよく「チーノ?」(中国人?)と声をかけられますが、アジア人にはとりあえず言っているだけなので気を悪くせず「ハポン!」(日本)と笑顔で答えましょう。こちらがキューバ人とジャマイカ人の違いが分からないように、キューバの人にもはるかかなたアジアの国の人の見分けなどつきません。

 

治安もよく、人懐っこいけどそこまでしつこくないキューバ(しつこさはあくまでインドなどと比べてですが)に早くも親しみを感じた朝散歩でした。